コンシスト
最近よく思うのですが、私って何からできているのでしょうか。
分子?原子?なんか中学生の頃に習ったような気がする粒たちが、本当に私の体を作っているのでしょうか。
私は知っています。積み木遊びで建設したお家やビルは、些細な力で簡単に崩れてしまうことを。たとえば、この積み木同士をボンドでくっつけていけば、私のように転んでも崩れてしまわない体を作ることができそうです。
私が原子で出来ているとして、その材料はどこからきたのでしょう。
受精卵だったときから、私は私なので、私が材料を集めてきたわけではありません。
私ができるまえから、私の材料はこの世のどこかに準備されていたのです。
私は生まれるまで、そして生まれてからも成長を続けてきましたが、この材料はどこからきたのでしょうか。これは簡単です。多分食べ物からきたのでしょう。
食べ物はどこからきたのでしょうか。
これも簡単。どこかの誰かが育ててくれたお米や牛や魚の一部を、私は食べています。
お米や牛や魚の材料は、じゃあどこからきたのでしょうか。
うーん。
これが食物連鎖なのでしょうか。
こうやって考えていくと、どちらかというと輪廻転成みたいな感じもします。
すべてのものを同じ原子という粒が作っているのだとすれば、海と牛の形が違いすぎることが不思議でなりません。
アマゾン川に降り注いだ雨粒の中の水素原子は、海へ出て、大海原の旅の途中ハマチやヒラメの体の中に入り、そのハマチやヒラメを私が食べたら、なんと私はアマゾンの水を飲んだことになるのではないでしょうか。
眠たくなってきました。おやすみなさい。